不倫とは
有名人の不倫報道などでなにかと話題にのぼることも多い「不倫」ですが、そもそもの定義を正確に理解している人は少ないかもしれません。
不倫とは婚姻関係にある男女が配偶者以外の人と恋愛関係を結んだり、性行為等の具体的な行動を起こすこと、とされています。
私においても、実は不倫の経験があります。
といっても私は独身のため、厳密にいうと相手が不倫をしていた、ということになります。
ここからは私の不倫相手になった体験談を紹介していきます。
出会い
私がAさんと出会ったのは、ネット上のサークルでした。
お酒好きが集う場で、晩酌風景の投稿やおすすめのお酒の紹介などをしていました。
お酒好きばかりなので、当然のようにオフ会が開催されていました。
そのサークルに入って初めてのオフ会で、Aさんと出会いました。
男女比が3:6くらいのオフ会で、私は一目でAさんを気に入ってしまいました。
どう見ても私よりも5歳程度は年上だろうと思いつつ、結婚しているのだろうか…などといったことを考えていました。
Aさんはそのオフ会で喋りすぎることもなく、かといって無口でもない、たまにユーモアのあることを言うというポジションでした。
結論からいうと私はそのオフ会で、あろうことか飲みすぎて記憶がとんでしまったのです。
初めてのふたりきり
そんなオフ会から1週間がたったころ、グループLINEからメンバーが少しずつ抜けていき、気づくとAさんと私のふたりきりになっていました。
私たちは「過疎化だ」と笑いながら、直接LINEをするようになりました。
他愛もないことを話しながら、内容からおそらく既婚者だろうなと感じていました。
それでも不思議と抵抗はありませんでした。
そしてAさんも私もそのことを口にすることを避けていました。
初めてのデートはお酒好きらしく居酒屋に行きました。
待ち合わせに現れたAさんは、私の目には大人の格好いい男性のように映りました。
会話もとても楽しく、夢のような時間が過ぎていきました。
しかし私は再びやらかしてしまったのです。
そう、また記憶がとんでしまったのです。
気がついたときには、私は真っ暗な部屋に横たわっていました。
ラブホテルの一室でした。
そしてAさんは私のスカートの中に頭を埋めていました。
翌朝、私たちは通勤する人たちの中を、手を繋いでそれぞれの家へ帰っていきました。
この日から私たちは彼氏と彼女になりました。
結果的には別れてしまったけれど
結果的には半年程度で別れてしまいました。
付き合っている間、Aさんの家族に申し訳ないという気持ちにはなりませんでした。
それよりも「もうこんな相手とは出会えないかも」という気持ちの方が強かったのです。
実際に初めての経験や気持ちに出会い、毎日がまるでジェットコースターに乗っているようでした。
しかしいつしか少しずつすれ違っていき、泣くことも増えました。
そして、別れがやってきました。
楽しいことも悲しいこともたくさんありましたが、それでももう一度同じ場面になったとしても、同じ選択をしていたでしょう。
今となっては私にとっては、ほろ苦い懐かしい思い出になりました。